FAQ-01_一体どの工法が良いのでしょうか? - サンホーム

FAQ よくあるご質問

1.一体どの工法が良いのでしょうか?

現場写真1住宅雑誌でよく特集を組んで紹介される内容に、工法はどれが良いのか?というのがあります。また住宅メーカー等の営業マンがこぞって自社の工法の長所や自社の工法以外の短所を並べ立てて営業しています。そのため一般の人にとってどの工法が良いのかわけがわからなくなってしまいます。

そこで、技術的にプロの立場から言わせてもらいますと「どの工法でも良い」というのが本音です。とても乱暴に聞こえるかもしれませんが、事実です。少し説明させてもらいますと、確かに工法によって特徴があり、それぞれ長所と短所があります。ですが、家を建てるのに絶対的にどちらが良いのか、悪いのかということはないと思います。その工法の特徴を活かした建て方を行い、欠点を補う方法できっちり建てれば、まず問題はおきないといえるでしょう。

ですから、よく言われる「木造在来工法の家は地震に弱い」とか「鉄は熱に弱い」と言ったセールストークには騙されないで下さい。木造在来工法でも構造的にしっかりと設計を行い、その通りに施工をすれば地震に強い家ができますし、鉄骨もちゃんと周りを、熱を伝えにくいもので覆えば簡単に強度が落ちることはありません。
現場写真2こういったことからも、その工法を専門にしている勉強熱心な業者であれば、その工法の長所、短所を踏まえた上で長所を活かし、短所を補う方法を取り入れています。大事なのはその工法に精通し、経験も大事ですが、勉強を欠かさない業者を選ぶということだと思います。

では、そういった業者かどうかを見極めるにはどうしたら良いでしょうか?わからないという方は次の質問をしてみましょう。「その工法の長所と短所は何ですか?」また「その短所を補う為にどのような方法で対処していますか?」この質問にいきなりきちんと答えるのは難しいかもしれませんので、「こんな欠点があるって大丈夫でしょうか?」と聞いてみる方が良いかもしれません。それにきちんと答えて納得できれば大丈夫と言えます。

最終的に特に気に入った工法がない場合は、工法から探すよりも気に入った家を建てる業者に質問をしてそれに納得できればお願いするといった方法が良いのではないでしょうか?


shadow_gry_Right.png木造軸組工法(在来工法)

日本の変化の激しい気候風土にもまれ、その耐久性を証明してきたのが「木造軸組工法」です。伝統的な工法のため在来工法とも呼ばれます。「木造軸組工法」 は、基礎に土台をのせて、柱を立て、梁などの水平材を渡して、筋交いなどの斜め材や構造用合板などで補強する。家の骨組みが木材により縦横斜めに通って、家の構造をつくり上げる工法です。木材と木材は先端にホゾやミゾを切って、噛み合わせて接合するのが特徴で、最近では接合部を補強する金物もふんだんに用いられるようになっています。

短所として一般的によく言われるのが次の4つです。
1. 地震に弱い
2. 大きな空間をつくりにくい
3. 火事に弱い
4. 断熱・気密性が低い

○1について
阪神大震災後、2×4やプレハブメーカーで「在来工法が多く壊れた」と営業マンがセールストークとして使っていました。ですがこれは古い建物は在来工法で建てられた家しかなかったので、当然のことといえます。そして比較的新しい家の中でも壊れていたのは筋違いが入っていなかったか、入っていてもバランスよく配置されていなかったのが原因です。現在の基準でバランスよく筋違いを入れた壁を配置していればほとんどの家は壊れていなかったと専門家の研究でわかっています。

○2について
確かに木の特性を考えると4m四方を超える部屋は好ましくありません。ですが最近は強度に優れた集成材を用いて構造を強化し、今までにない広い空間もできるようになっています。

○3について
薄く細い木材は、燃えやすいという理由だと思われます。しかし3cm以上の厚みがある木材の場合、燃えても表面が炭化して芯までは燃えません。火事の現場などで骨組の柱や梁だけ黒くなって残っているのを見たことがあるでしょう。しっかりとした太さの木材を柱や梁の構造材に使っていれば簡単に崩れることはありません。

○4について
昔の家は隙間風が吹くことも多かったのでこのように言われる方がいます。ですが、これも昔の木製サッシで隙間だらけの家や断熱材の入っていない家ではのことです。今の省エネ基準を満たすような家は在来工法でも当然できますし、そのような家では隙間風が吹くようなことはありえません。

長所としては、次のものがあげられます。
1. 敷地に応じて設計の自由度が高い
2. 増改築が容易
3. 結露しにくい
4. 年が経つほどに味がでる

○1について
他の工法でも敷地に合わせて設計はできますが、特殊な形にすると割高なことが多いです。その点、木造在来工法の場合は、筋交いの入った壁を効率よく配置することによって、窓の大きさや間取りなどを、比較的自由に設定することができます。元々自由度が高いので価格アップも比較的少なくて済みます。

○2について
他の工法と比べて壁を取り除きやすく、また構造の補強もしやすい為です。よって他の工法に比べて割安で増改築ができるというべきでしょう。ですが、万能ではなく柱の位置によって制約を受けることはありますし、場合によっては構造計算が必要になることもあり、コストがかかる場合があります。

○3について
木の特徴の一つに湿度を調整する特長があります。このため木の表面では結露はほとんどおきません。また木の使用量にもよりますが、室内の壁も結露をおこしにくいです。(よく鉄筋コンクリートのマンションで室内の壁にカビが発生するのは壁に結露が起こっている為です。)

○4について
これは木の特長ですが、年が経るにつれて風合いが変わることで味がでてきます。柱に子供たちの身長を刻んで成長を喜ぶことができたと歌にもありましたね。

日本の風土気候にあった「木造軸組工法」が、家づくりに適していると考えております。日本の気候風土に育まれた先人の知恵には捨てがたい良さがあり、現代的な間取りの中にその知恵を生かすのがベストな組み合わせだと思っております。

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